OXAMという空売りヘッジファンドの存在

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OXAM(OXAM QUANT FUND)というファンドの存在は、頭に入れておかなればなりません。OXAMとは、OxFORD Asset Managementの頭文字で、2004年設立のイギリス・オックスフォードに拠点を置くヘッジファンドです。

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OXAM

ここに集うメンバーが秀才であり、英オックスフォード大出身者を中心に70人超を抱え、うち7人は国際数学オリンピックのメダリストというメンバーです。彼らがとる手法が空売りです。アルゴリズムを組んで仕掛けてきます。空売りとは、株価が下がることで利益を出す。1つの手法です。身動きができなくなるNISAで運用するのは危険かもしれません。

このOXAMですが、今年、日本市場で猛威を振るっています。個人投資家は、かなり打撃を受けているのではないでしょうか。

中小規模の銘柄に注意

OXAMに目をつけられた銘柄は、好業績や地合いなど関係なしに、株価が連日下がっていくことが多くなります。アルゴリズムと多額の資金をつぎ込まれますから、個人では、どうしようもありません。例外的に、目をつけられた企業がビックIRなど出せば株価は、そんなアルゴリズムや資金などお構いなしし、他のファンドや個人が買ってくれるので、踏みあがるときもあります。

その後の展開

OXAMに目をつけられた銘柄も、好業績であれば、株価は倍返し、3倍返しとなっていきます。どういうカラクリかというとOXAMが空売りを仕掛け、株価がグッと下がったところで、今度は、一気に買いに転換(空売りは、期限までに買い戻さないといけないというルールもあります。ですので、空売りは、将来の買い(需要)を意味します。)するんですね。業績がそこまでない銘柄は、そのまま塩漬け状態が長くなることも。

OXAMに付き合うことも得策

今の時代、ネットが普及し、個人投資家もほとんど時間差なく、情報は手に入れることできます。たとえば、OXAMが空売りしている銘柄などの情報は、日本取引所が日々公表する空売りの残高に関する情報で知ることができます。そこで、個人投資家は、OXAMが空売りしてきた銘柄を保有している場合、一旦ポジションを外し、下がったところで買い戻す戦略もとれます。しかし、OXAMがどこまで下げるのかを今度は読まないといけなくなります。

私の見解

私が所有しているいくつかの銘柄(企業)にも、OXAMが入ってきたときがありました。報告が上がった翌日には、100%株価が3%前後下がり、その後もダラダラと下げます。とにかく、アルゴリズムと資金力にモノを言わせて下げてきます。それが、わかったので、7月ぐらいからは、OXAMが入ってきたら単元株だけを残し、ポジションを外し、OXAMが買い戻したときに、私も買い戻すようにしています。ス-パ-秀才軍団に素直に従った方がいいというのが私の見解です。

このように、利益だけを目指しアルゴリズムを組んで、ゲーム化しているようなファンドが日本に上陸しました。空売りは、全うな施策なので、何も言えません。現に、日本の証券会社も空売りを仕掛けてくるときもあります。何も知らず個人が、NISAなどを利用して流動性をなくしてしまうと身動きがとれず大きな損失を生むことにつながります。

いい企業が、素直に株価が上がっていく時代ではなくなりました。長期的には、株価は上がっていくでしょうが、その長期というスパンをどう解釈するかで、株式投資で、企業を応援しつづけ、リターンを生み続けるかの差になっていく気もします。

自分が保有したときから、業績もよく、株価がどんどん上がって、株式分割をしてくれた企業であれば、株を保有している株式数も多くなっていますので、OXAMが空売りしてきても、いくつかの枚数の株のポジションを外すことも容易になるのではないでしょうか。

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