南海トラフ巨大地震と株価の関係について予想しています。投資家にとっては、南海トラフ巨大地震が実際に発生すると、自分の命や周りに人の命、今後の生活の心配の次に、保有株の株価も気になるところだと思います。今回は、過去の大地震などを参考にその株価を予測してみたいと思います。
■ 南海トラフ巨大地震
南海トラフでは平均発生間隔で約90年で蓄積されたひずみを解放する大地震(地震規模M8やM9クラス)が発生。前回は、昭和南海地震(1946年)のことから、30年以内の発生確率は70%、80%とも言われています。
南海トラフでは平均発生間隔で約90年で蓄積されたひずみを解放する大地震(地震規模M8やM9クラス)が発生。前回は、昭和南海地震(1946年)のことから、30年以内の発生確率は70%、80%とも言われています。
大地震と日経平均株価
地震名 | 起こった年 | 日経平均(終値) | ||
---|---|---|---|---|
当日 | 翌日 | 最下落日 | ||
南海トラフ地震 | 20xx | – | 5%下落予想 | 当日比20%下落予想 |
東日本大震災 | 2011/3/11 | 10254円 | 9620円 | 8605円(4日後) |
阪神淡路大震災 | 1995/1/17 | 19331円 | 19241円 | 17785円(7日後) |
過去の大地震と株価の関係を見ると、被害の大きさが明らかになるにつれ、株価も下落を続けることがわかります。特に東日本大震災の場合は、原発の爆発事故など地震の後に起こるなど状況が重なりました。どちらも、翌週に大きな暴落があったわけですが、休場中の土日は注視が必要です。
地震前の株価に戻るまで、阪神淡路大震災で10か月、東日本大震災で1年10か月となりますが、これは地震以外の当時の政治・経済情勢にもよるので、復興がどこまで反映されているかは難しいところです。
大地震で悪影響の業界
- インバウンド関連…旅行者の心理的影響
- 農林水産関連…農作物への被害
- 損害保証関連…保障費がかさむ
- 電気・ガス…原発事故が起こった場合
しかし、復興が見えてきた時点で、グレートリカバリーも。
大地震で株価があがる業界
- 建設業…インフラ復興ラッシュ
- 金属製品…インフラ復興ラッシュによる建材、金属の需要増
- 鉱業…金属需要増加による生産増
- 不動産業…被災地からの移住もしくは建て替え
震災復興関連株
- 不動テトラ(1813)…トンネルや道路、港湾など構造物の築造、地盤の液状化対策や沈下対策
- 大成建設(1801)…ゼンコン大手
- 五洋建設(1893)…港湾復旧工事
- ブリヂストン(5108)…免震ゴムの開発
- ウェザーニューズ(4825)…緊急地震速報の配信
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