半導体需要が世界的に拡大する中、日本企業にも大きな注目が集まっています。とくに東京エレクトロンやアドバンテスト、レーザーテックといった日本の上場企業は、先端技術を支える重要な存在として、世界市場でも確固たる地位を築いています。
本記事では、2025年現在、投資対象として注目されている日本の半導体関連銘柄10社を厳選し、それぞれの事業内容・強み・投資判断をわかりやすく解説します。成長期待の高い半導体株への投資を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
注目の日本の半導体関連銘柄10選
- 日本の半導体業界は「製造装置・素材・検査装置」に強く、構造的な強みと世界シェアがある企業が多い。
- 設計・製造工程(ファブ)ではグローバル後発ながら、政策支援と地政学的な追い風を受けて復活の兆し。
- 投資家としては、中長期目線で選別的に投資することで妙味があるセクターと言える。
投資上の留意点
| リスク項目 | 内容 |
|---|---|
| サイクル性 | 半導体需要には波があり、数年おきに市況が冷え込むことも |
| 海外依存 | 売上の多くをTSMC・Samsungなど海外顧客に依存 |
| 為替影響 | 輸出比率が高く、円高局面では利益が圧迫されるリスク |
東京エレクトロン(8035)

- 事業内容:半導体製造装置(成膜、エッチングなど)を開発・製造・販売。顧客はTSMC、Samsung、インテルなど。
- 強み:EUV対応装置やドライエッチング装置で世界トップ級。装置のライフサイクルサービスも強い。
- 投資判断:生成AI・先端ロジック向けに設備投資が拡大。長期的な需要増により【強気】継続。
アドバンテスト(6857)

- 事業内容:半導体検査装置(テスタ)専業。SoCやメモリチップの量産前テストに使用。
- 強み:先端プロセス対応が進み、AI・5Gなど高性能チップ分野で不可欠なポジション。
- 投資判断:次世代チップの検査需要増を見込み【やや強気】。好業績が期待されるが、受注の波に注意。
SCREENホールディングス(7735)

- 事業内容:半導体ウェハー洗浄装置が主力。EUV工程にも対応可能。
- 強み:洗浄装置で世界シェア首位。FPD装置・プリント基板装置も展開し多角化。
- 投資判断:洗浄工程の増加とEUV需要により【強気】。利益率改善にも期待。
ディスコ(6146)

- 事業内容:ダイサー(切断装置)・グラインダー(研磨装置)など後工程装置を製造。
- 強み:ミクロン以下の精密加工に強く、微細化・小型化の流れに合致。
- 投資判断:装置単価上昇とグローバルニッチで【やや強気】。高収益体質が魅力。
ローム(6963)

- 事業内容:パワー半導体やアナログICを中心に電子部品を幅広く展開。車載や産業機器向けが主力。
- 強み:SiCパワー半導体に注力し、EV化の流れに乗る。
- 投資判断:車載向けの成長余地は大きく【中立〜やや強気】。競合との技術開発競争がカギ。
レーザーテック(6920)

- 事業内容:半導体マスク欠陥検査装置に特化。特にEUV向けのマスク検査装置が世界唯一。
- 強み:他社にない独占的ポジションで、技術的な参入障壁が非常に高い。
- 投資判断:高PERながら成長期待が上回る【強気】。中長期での需給安定性が強み。
信越化学工業(4063)

- 事業内容:半導体用シリコンウエハー、塩ビ、電子材料などを展開する化学メーカー。
- 強み:シリコンウエハーは世界トップシェア。安定供給体制と技術力に定評。
- 投資判断:景気耐性が比較的強く、配当も安定【やや強気】。ディフェンシブ銘柄としても有効。
SUMCO(3436)

- 事業内容:シリコンウエハーの専業メーカー。特に300mmウエハーに強み。
- 強み:信越と並ぶ2強の一角。次世代ウエハー(EPIなど)開発も進む。
- 投資判断:供給不足による単価上昇に期待【中立〜やや強気】。市況に左右されやすい点に注意。
ルネサスエレクトロニクス(6723)

- 事業内容:マイコン、SoC、アナログ半導体など。特に車載向けが中心。
- 強み:車載用半導体で世界シェア上位。欧米企業買収で技術領域と販路を拡大中。
- 投資判断:EV、自動運転の広がりに伴い【やや強気】。再編リスクや為替影響も留意。
日立ハイテク(8036)

- 事業内容:半導体検査・計測装置、分析機器、医療機器など多分野に展開。
- 強み:日立製作所の中核子会社で、研究・開発力が高い。EUV検査装置にも強み。
- 投資判断:安定性と成長性のバランスが良く【やや強気】。B2Bの幅広い顧客基盤も魅力。
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