【高校・経済】通貨制度

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【高校・経済】通貨制度についてです。通貨制度に関して、その制度の内容、歴史、長所・短所などにふれています。それでは、【高校・経済】通貨制度です。

通貨制度

物価の安定や景気の調整をはかりやすくするためには、通貨当局(政府および中央銀行)が国内流通通貨量を、政策的、裁量的に自由に決定できる制度が必要です。つまり、マネー・サプライ(通貨供給量)を管理することが、今日の金融政策の中心となっています。

このように、自由に通貨量を調節できる制度を管理通貨制といいます。
確認【高校・経済】金融と金融政策

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管理通貨制の歴史

管理通貨制は、1930年代の世界大不況の中で、世界各国で採用され、現在もこの制度がとられています。

それ以前は、日本では、1897年~1930年代までは金本位制でした。(一度、1917年に廃止して、1930年に復活させて、再び1931年に禁止しています。)金本位制では、金と通貨の交換比率を決めて、政府が保有する金の量によって通貨発行量を決めていました。ですから、日本政府が保有する金に拘束されて通貨を発行していたということになります。

金の量は、それほどまでに変化(いちいち金鉱を掘らないといけない)しませんから安定的です。金の量が安定すれば、通貨量も安定する。つまり、物価も景気も安定するので、金本位制を採用したことになります。

また、金本位制では、普遍的な価値を持つ金を尺度にして、自国商品の価値を外国に示すことができます。価値が明示できること、これこそが貿易拡大の条件となります。しかしながら、世界大不況となり、この金本位制の維持が難しくなります。それは。大不況克服が最優先の中、通貨を増発する必要性があり、世界各国は、管理通貨制に移行したということです。

  • 長所…自国商品の価値を金を尺度に明示できる。通貨量が安定し、物価・景気が安定。
  • 短所…通貨量調節ができず、物価・景気が調整しにくい。

管理通貨制の長所・短所

物価・景気調整がしやすいことになります。大不況対策として、通貨増発によって有効需要を高める必要があるときに、この有効需要管理を実践できることが前提的な通貨制度となっています。

  • 長所…景気・物価調整のための柔軟な通貨量調節ができます。
  • 短所…通貨増発によりインフレになりやすい。
  • 有効需要…購買力を伴った需要のこと。ケインズは、世界大不況対策として公共投資や完全雇用政策を行い、失業者に所得を与えて購買力を付与することが必要だとする有効需要論を整えました。

確認【高校・経済】インフレーション(インフレ)の構造と対策

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