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【高校生用】金融政策のポイント

【高校・経済】金融と金融政策についてまとめています。金融と金融政策に関して、金融の意義、目的、直接金融、間接金融などについてふれています。

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金融とは?

そもそも金融とは、資金融通、つまり、お金の貸し借りのことです。たとえば、企業の資金調達方法を考えると、一般の国民から株式というかたちで投資してもらったり、社債というかたちでの直接金融。または、銀行型の貸し出してもらう間接金融という2種類があります。銀行からの借入金を間接金融とよぶのは、国民の預金が銀行を媒介として、間接的に企業に貸し付けられているからです。

株式と社債

株式と社債は、有価証券を発行して資金を集める点では共通しています。

  • 有価証券…証書の上に何らかの権利が表章されたもの。
  • 株式…資金を会社に出資してくれる人を集める方法(投資)、企業にとっては自己資本
  • 社債…資金を貸してくれる人を集める方法(借入金)、企業にとって会社債務(借金)。他人資本ともいえます。
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金融政策の目的とは?

通貨当局が、金融の媒介になっている銀行などに資金の融通を積極的に行われたり、あるいは制限することです。金融緩和、金融引き締めなどと表現します。

政策なので、個々の市中銀行が勝手に実施するものではなく、国の通貨当局、正確にいえば、政府や中央銀行が政策主体となります。物価変動や景気変動の原因は、流通通貨量にあります。これを管理して、物価・景気の調整を行います。金利の上げ下げを通じて、市場に流通している資金量を調節することです。

金融政策の目的は3つあります。

  • 物価の安定
  • 景気の調整(経済成長の維持)
  • 国際収支の均衡(対外的均衡)

特に経済においては、物価と景気は異なった現象であることを理解しておく必要があります。物価は商品の価格の変動であり、景気は取引が活発化停滞しているの問題です。

ボーダレス・エコノミー

ボーダレス・エコノミーのもとでは、国際取引、特に貿易によって国内流通通貨量は変化し、国内物価・景気に変化を与えています。たとえば、輸出が増加すると、外国からの支払いとして国内に通貨が流入します。すると。国内流通通貨量が増加するので物価が上がり。景気は過熱します。つまり、国際収支の黒字が国内流通通貨量を増加させ、物価上昇・景気過熱を招きます

輸入が増加すると外国への支払いが必要となるので、通貨が流出します。すると国内流通通貨量が減少するので物価が下がり。景気は停滞します。つまり、国際収支の赤字は、国内流通通貨量を現象させ、物価下落・景気停滞が招く

よって、国際収支の均衡は、国内流通通貨量を安定させるので、物価の安定と景気の調整・安定の前提条件となります。

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公開市場操作とは

公開市場操作というのは、日銀と市中金融機関(銀行や証券会社)の間で行っている有価証券売買操作のことです。

有価証券
手形や小切手、国債などのことです。価値が乗っている紙切れの売買を、日銀と市中金融機関が行っています。

この公開市場操作によって、通貨用の調節ができます。

公開市場操作の具体的な政策

日本銀行と市中金融機関の間での売りオペと買いオペを総じて通貨量を調節し、金融市場の動きに影響を与えています。流通通貨量を直接増減させるので、量的金融政策といいます。

  • 売りオペレーション(売り操作)…日銀が有価証券を市中金融機関に売りつけたら、金融機関は代金を支払うことになりますね。その結果、市場の流通通貨量が減って、景気過熱・インフレがおさまります。日銀が売るので、売りオペレーション(売り操作)といいます。
  • 買いオペレーション(買い操作…市中金融機関が持っている手形、国債などを買うことです。日銀が金融機関に代金を支払うので、市場の流通過料は増えます。
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支払(預金)準備率操作とは

受けた預金のうち、貸し出しに回さずに預金の返信準備金として積み立てておく部分を準備預金または支払準備金といいます。その割合が、支払準備率(預金準備率)です。

支払(預金)準備率操作の例
準備率が10%なら、100万円のうち10万円を準備金として、残りの90万円しか貸し出すことができなくなります。
それが逆に準備率が1%なら、1万円を準備金として、残りの99万円を貸すことができます。
つまり、銀行から貸出量は、準備率が高くなると減少することになります。

この操作により通貨量を調節することが、支払準備率(預金準備率)操作です。

支払(預金)準備率操作の具体的な政策

景気過熱・インフレ対策として、流通通貨量を減少させる必要があるので、支払準備率を引き上げて市中銀行の資金を取り上げます。逆に不況・デフレ対策として、流通通貨量を減らさないために支払準備率を引き下げて市中銀行の資金を取り上げないようにします。

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公定歩合政策(金利政策)とは?

市中銀行への貸出金利が上昇すると、銀行が企業に貸すときの金利も上昇します。高い金利でお金を借りた市中銀行は、もとをとるためにより高い金利で貸すからです。つまり、公定歩合の上げ下げの操作は、民間の資金需要に影響を与えるということです。

このように、公定歩合の上下によって間接的に流通通貨量を調節していく政策を公定歩合政策といいます。これは、質的金融政策といえます。

公定歩合のインフレ対策

景気過熱・インフレ対策としては、流通通貨量を減少させなければいけないので、公定歩合を引き上げます。これを、融引き締めといいます。これによって、市中銀行の貸し出し金利が上昇し、企業の資金需要が抑えられて、投資が鎮静化し景気過熱が収まります。

公定歩合のデフレ対策

逆に、不況・デフレ対策としては、公定歩合を引き下げることになります。これを金融緩和という。買うて歩合を引き下げれば、市中銀行の貸出金利が下落するので、企業などの資金需要が拡大して、投資が増加し景気が浮揚することになります。

1955年以来、不況対策として徹底した金融緩和が行われ、公定歩合を0.5%。さらには、2001年に0.1%(ゼロ金利政策)。そして、条件付きで、2016年マイナス金利を導入しています。

窓口規制

1991年に廃止された規制ですが、日本の独特の政策手段でした。これは、日銀が市中銀行の貸出額について、3か月ごとに目標額を指示する政策です。たとえば、日銀がある市中銀行に、「ちょっと景気が過熱しているから、これから3か月間貸出額を300億円に抑えてくれ。」と指導します。日本の金融はなれあいで、市中銀行は日銀に従うので、直接的な効果がありました。窓口規制は、金融の国際化・自由化の中で廃止されました。

高校政治経済
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コメント

  1. […] 世界最初の恐慌は、イギリスではじまり、19世紀の同国でほぼ10年の周期で恐慌が発生していました。景気変動は、資本主義経済では、さけられないとされる現象ですが、今日では、世界の多くの国が景気対策(景気調整政策)に乗り出し、急激な不景気(恐慌)などはおこらないように努力しています。 確認金融と金融政策 […]

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