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【高校生用】インフレとデフレ

【高校生用】インフレとデフレです。

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インフレとデフレの定義

インフレとデフレの図

  • インフレーション(インフレ)…物価水準が持続的に上昇(価格上昇=商品が高くなる)する状態
  • デフレーション(デフレ)…物価水準が持続的に下落する状態

インフレの原因

インフレの大前提は、国内の通貨量が増えるということです。つまり、マネー・サプライ(通貨供給量)が増加するということです。これが原因でインフレが起こります。

インフレのメカニズム

マネー・サプライ(通貨供給量)が増加する→通貨価値が下がる→商品が値上がりする。お金が増えたことによって、希少性が失われ、価値が下がり、同じものを買うときにも、たくさんのお金が必要になります。結果的に、物価が上がっているということです。

インフレの対策

原因を排除することになりますから、マネー・サプライ(通貨供給量)を減らすことになります。

  • 通貨を刷ることをやめる
  • 金融引き締め…銀行がお金を貸すのをやめる(貸出抑制)・貸出金利の引き上げ
  • 財政政策…増税をする
  • 輸入促進…海外に対して支払いをするので、国内の通貨量が減る。
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インフレの影響

論理的には、「不平等な所得分配が実現されます」。持てる者が有利になり、持たざる者が不利になります。たとえば、持てる者(資産家)は、土地や株、金、絵画などの資産をもっているわけですが、インフレ状況下においては、モノが値上がりしているので、所有しているだけでその価値は上がっていることになります。

一方で、持たざる者(サラリーマンなど)は、インフレでは、通貨価値が下がっているわけですから、月給や貯金の価値は下がっています。購買力が減るということを意味します。たとえば、月給50万円をもらっていても、インフレで物価が2倍になっていれば、50万円は、その半分の25万円ということになります。これまでの半分しかモノが買えなくなっている状況です。

インフレの状況下では、お金で生活をしている人は苦しく、資産(土地、株など)を持っている人は儲かるという不平等な事態が起こります。

債務者利得・債権者損失

インフレになると通貨価値の下落により、借金の価値も低下します。これが、債務者利得です。債務者というのは、借金を抱えた返す義務のある人のことです。お金を借りた人が有利になります。これは、同時に債権者損失が発生することを意味します。債権者とは、お金を貸した人のことです。貸した人は、資金の価値が減ってしまって不利だということです。

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インフレの程度による分類

インフレの程度による分類は、

  • ハイパー・インフレ…超インフレ
  • ギャロッピング・インフレ…かけ足のインフレ
  • グリーピング・インフレ…しのびよるインフレ

と3つに分類できます。

ハイパー・インフレ

ハイパー・インフレとは、短期間に物価が急激に上昇する「超インフレ」のことの状態をいいます。日本では、第二次世界大戦後に、このインフレが起こりました。このときは、年率100%を超えていました。その後も、経済復興のために復興金融公庫などが資金を大量に供給して、激しいインフレが続きました。このことを復金インフレといいます。

ギャロッピング・インフレ

ギャロッピング・インフレとは、かけ足のインフレという状態で、物価上昇率が10~数10%のインフレです。オイル・ショック後の狂乱物価などがそれにあたります。オイル・ショックとは、1973年に起こった石油危機が発端。

グリーピング・インフレ

グリーピング・インフレとは、しのびよるインフレという意味です。高度経済成長期の消費者物価の上昇のように、じりじりと物価が上がっていきます。高度経済成長期は、1961年以降、年率で平均5~6%の上昇が続きました。おもに、中小企業製品や農産物、サービスの価格が上昇したため、生産性格差インフレともいわれます。

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インフレの原因による分類

インフレの原因による分類は、

  • 需要インフレ(ディマンド・プル・インフレ)
  • 費用インフレ(コスト・プッシュ・インフレ)

の2つに分類できます。

需要インフレ

需要インフレ(ディマンド・プル・インフレ)は、需要が供給を上回る超過需要によって起こります。たとえば、所得が増えることで、消費が拡大する消費インフレや赤字公債の発行などによる財政支出の拡大によって超過需要が起こる財政インフレ、銀行の貸し出しが増加することによって超過需要が起こる信用インフレがあります。

また、輸出が増えることによっておこる輸出インフレも需要インフレの1つです。

費用インフレ

費用インフレ(コスト・プッシュ・インフレ)は、供給側の原因で発生する物価上昇です。たとえば、原材料、特に輸入原材料が値上がりすると、それを原料としている商品は値上がります。オイル・ショック後のインフレは、費用インフレ(コスト・プッシュ・インフレ)の典型です。これを輸入インフレといいます。

また、大企業の管理価格の設定によって生じる管理価格インフレ(マーク・アップ・インフレ)、前述した生産性格差インフレも費用インフレの1つです。

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