【高校・政治経済】平和主義

政治分野第12講義【高校・政治経済】平和主義について記述しています。

平和主義

日本国憲法は、他国の憲法にはみられない徹底した平和主義の原則を持っている。第二次世界大戦では、日本国民に多くの犠牲者が出たのみならず、近隣諸国にも多大な損害を与えた。 こうしたことへの反省に立って、二度戦争をくり返してはならないとする決意を「政府の行為によって再び戦争の惨禍が 起こることのないやうにする」と憲法前文に示した。

日本国民は「恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚する」ことによって、国際社会における「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と規定した。

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平和的生存権

全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ,平和のうちに生存する権利を有することを確認するとして、平和的生存権につ いても規定している。

第9条

この平和主義の理念を実現するために、第9条1項で「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と戦争の放棄を定め, 2項で「前項の目的を達成するため、陸海空軍 その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認 めない」として、戦力の不保持と交戦権の否認を定めた。

戦争放棄

侵略戦争を放棄した憲法は, フランス(1946年)やイタリア(1947年) にみられるが、戦力まで放棄した憲法は主要国において他に例 をみない。なお、1949年に制定されたコスタリカ憲法の第12条は、「常設の制度としての軍隊は、これを廃止する」としている。

まとめ

日本国憲法は、1946年11月3日に公布、1947年5月3日に施行。

  • 三つの基本原則…国民主権、基本的人権の尊重、平和主義
  • 天皇…国と国民統合の象徴となり、統治権を失う。
  • 国会…国会が国権の最高機関となり、議院内閣制が導入される。
  • 法律…地方自治法、教育基本法制定。民法が改正され、新たな家族制度が定められる。
    日本社会党と日本自由党の結成。部落解放運動など社会運動の復活。

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