投資家が見るべき「長期金利と短期金利」のポイント

投資家が見るべき「長期金利と短期金利」のポイントについてまとめています。

長期金利と短期金利

「長期金利」とは、期間が1年以上の金融資産の金利のことで、通常 「10年満期の国債の利回り」を指す場合が多い。 一方で、「短期金利」とは、期間が1年未満の金融資産の金利のことで、代表的な商品としては「無担保コール翌日物」があります。このあたりについて詳しく記述しています。

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長期金利

長期金利は、短期金利の動向に、投資家たちの予測を加味して決定されていきます。インフレが高まるとの予測が多くなれば長期金利は上昇しやすくなりますし、経済が高成長するとの予測が強まれば資金需要の高まりを見越して、長期金利は上昇します。

短期金利

短期金利はその国や地方の中央銀行の金融政策によってコントロールされています。日本国内の短期金利は、かつては中央銀行である日本銀行によって定められるものでした。これを政策金利といい、公定歩合が長くその代表格でした。

公定歩合…日本銀行(日銀)が市中銀行にお金を貸すときの金利(利子率)のこと
参考【高校・経済】公定歩合(金利)政策

現状

日本は、日本銀行が、「異次元の金融緩和」の大きな柱として、大規模な国債の購入を続けています。平均残存期間を7〜10年に設定し、長期国債も積極的に購入しています。長期金利は、高く、短期金利は、ゼロ金利政策(銀行には、マイナス金利)で、長期金利>短期金利で、日本銀行が国債を買っている限り、これが続くと容易に想像することができます。長期金利>短期金利の状況は、景気にとっては、いいわけですが、日本銀行が国債を購入することをやめたとき、長期金利が下がるのではというのが、最大の懸念材料なのかもしれません。

長短金利の逆転

一般に、長短金利の逆転は今後の景気後退を示唆しているとされる。現在、日本は、インフレターゲットを設定し、物価2%を目指しています。達成後に待っているのは、出口戦略となり、金利の上げ。短期金利が上がるが、日銀が長期の国債の購入をやめる。どこかで、長期金利の逆転があるのかもしれません。

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