【高校・政治経済】国際収支のしくみ

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経済分野第38講【高校・政治経済】国際収支のしくみをまとめています。

国際収支のしくみ

国際間取引における収入と支出を国際収支といい、国際間で貿易や海外へ投資するために、お金の動きを知る経済指標として利用されてる。
国際収支は、経常収支と資本収支からなる。

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貿易収支

貿易収支は、商品の輸出入による収支で

  • 黒字…輸出額が輸入額を上回るときは貿易収支が黒字
  • 赤字…その反対に輸入額が輸出額を回るときは赤字

となる。

  • 貿易・サービス収支…貿易収支と輸送・旅行などのサービス収支を合わせて貿易・サービス収支
  • 所得収支…雇用者報酬や利子・配当などの投資収益の収支を所得収支
  • 経常移転収支…外国への食糧や医薬品などの財による援助や、労働者の送金などの収支を経常移転収支
  • 経常収支…貿易・サービス収支と、所得収支・経常移転収支とを合わせて経常収支

資本収支

資本収支は資本の受払いをいい、投資収支と資本移転などのその他資本収支に分かれる。投資収支の投資は、子会社などの設立による直接投資と外国の有価証券購入などの間接投資に分かれる。

日本の国際収支の現状

日本は、原油や鉄鉱石などの原材料を輸入し、それを加工した製品を輸出することによって外貨を獲得し、自給力のない原材料や食料を輸入でまかなってきた。第二次世界大戦後、日本の輸出品は繊維などの軽工業品が中心で、貿易収支は赤字が続いたが、高度経済成長期になると鉄鋼・機械など重工業製品の輸出が増加し、貿易収支は黒字となっていった。

日米経済摩擦

石油危機後の安定成長期も,工業製品は強い国際競争力を持ち、貿易収支の大幅な黒字が続いた。日本の貿易収支が黒字であることは、逆に日本からの輸入が多い国の貿易収支を赤字にする要因になる。1980年代以降の日米経済摩擦は、2国間での貿易収支を中心とした経常収支の著しい不均衡が原因になっていた。

近年の国際収支は、発展する中国やアジアNIES向けのハイテク部品の輸出増加で貿易収支は黒字になり、加えて投資の 収益による所得収支も黒字で、経常収支は大幅な黒字となっている。一方、資本収支は、日本企業が多国籍企業として海外に直接投資をして生産・販売の拠点をつくったり、証券投資などの間 接投資をする金額も多く、赤字が基調となっている。

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