【高校・政治経済】貿易の意義

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経済分野第37講【高校・政治経済】貿易の意義についてまとめています。

貿易の意義

原油などの地下資源が豊かな国、工業が発達している国、工業が発達している国など、各国の産業の状況はさまざまである。

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比較生産費説

19世紀のイギリスの経済学者リカードは、それぞれの国が自国内で生産費が相対的に低い財の生産に特化(専門化)して、その 財を輸出し、自国での生産費が相対的に高い財を輸入すること で、それぞれの国に利益がもたらされるという考え方を、比較生産費説として主張した。

こうした国際分業をするためには、各国が輸入や輸出に制限を設けない自由貿易がおこなわれるべきとした。当時のイギリスは、高い工業力を持ち、国際競争力のある工業製品を輸出して、周辺諸国の安い農産物を購入することが利益をもたらすと考えた。

保護貿易主義

国内の工業が成長していなかったドイツでは、経済学者リストが、自国内の産業を守るために、輸入品の数量を制限したり、高率の関税を課して貿易を制限する保護貿易主義を主張した。発展がはじまったばかりの幼稚産業に国際競争力はなく、貿易はその産業分野の発展性を失なわせるものと主張したのである。

自由貿易の推進

この自由貿易と保護貿易をめぐる考え方の対立は、先進国と発展途上国、先進国相互間の貿易について、現在もくり返され、ている。

相互依存関係が深まった現在の国際社会では、自由貿易を推進させるために自由貿易への障害を取り除こうと関税及び貿易に関する一般協定(GATT)世界貿易機関(WTO)などで話し合いが進められている。

日本でも、農業や衣料品などの軽工業分野の保護と輸入自由化との関係が課題となっている。

あわせて確認

以上が、【高校・政治経済】貿易の意義となります。

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