【高校・政治経済】金融機関の種類

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経済分野第24講【高校・政治経済】金融機関の種類についてまとめています。

金融機関

金融を仲介する金融機関には、

  • 銀行
  • 証券会社
  • 保険会社
  • 政府系金融機関である日本政策投資銀行・国民生活金融公庫

などがある。

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銀行

銀行には、全国的に営業を展開している都市銀行と、一定地域を中心に営業を展開している地方銀行とがある。また、日本銀行に対して民間の銀行を市中銀行という。銀行は家計・企業から資金を預かり(預金)、資金を企業などに融資し、家計・企業に支払う預金利子より高い貸出利子を企業などから得ている。

銀行の業務

銀行の業務には、

  • 預金を受け入れる預金業務(受信業務)
  • 資金を融資する貸出業務(与信業務)

がある。預金には、当座預金や普通預金・定期預金などがある。

当座預金は、企業が決済用に利用し、預金の支払は小切手や手形を通じておこなっている。
普通預金は、自由に預金・払戻しができるので、単にお金を預けるだけでなく、家計の給料・年金などの受取や電気やガス・水道などの公共料金、クレジットカードの利用代 金の支払、住宅ローンや自動車ローンの返済などにも利用されている。

銀行の貸出は、支払期日前の手形を支払期日までの利子を差し引いて買い取る形で資金を貸し付ける手形割引や企業の設備投資や家計の住宅ローンなどの長期にわたる資金を約束手形や借用証書により貸し付ける手形貸付・証書貸付などのしくみでおこなわれている。

銀行は預金のうち、支払準備分以外を貸出に回すが、企業は貸し出された資金を当座預金としていったん銀行に預けて利用することが多いので、銀行は預けられた当座預金をもとにたびたび他の企業に新たな貸出をおこなう。これをくり返すとい によって、銀行は最初に受け入れた預金(本源的預金)以上の通貨供給をおこなっている(信用創造)。

証券会社

証券会社は、企業の株式発行の取扱いをしたり、株式の売買を仲介して手数料を得ている。

保険会社

保険会社は、生命保険や損害保険などの加入者から掛金(保険料)を受け取り、死亡や火災、自動車事故などが発生したときに保険金を支払うが、掛金の受取と保険金支払いまでの間に、積み立てられている準備金を企業に融資したり、不動産や国債や株式に投資したりして、利益を 得ている。

ノンバンク

銀行と異なり、預金業務をおこなわずに、資金の貸出業務のみをおこなっている金融機関をノンバンクという。ノンバンクには、企業向けの金融をおこなっているリース会社や商工ローンなどがある。バブル経済期には、銀行などからノンバンクを 通じて不動産融資がおこなわれ、バブル経済崩壊後、それらの融資が回収されずに不良債権化し、不良債権問題を引きおこした。

消費者を対象としたノンバンクには、消費者金融(いわゆるサラ金)や質屋・クレジット会社などがある。これらの金融機関は、お金を借りるための審査も簡単で、手軽にお金を借りられ、またクレジットカードで商品が手に入るため、金銭感覚を失って、高い金利や複数の金融機関からの多重債務などで苦しんだり、自己破産をする消費者も出ている。

  • 多重債務…一つのクレジット会社へ返済をするために、他のクレジット会社からさらに借金をして、複数の金融機関から 返済能力を超えた借金をしてしまうことである。
  • 自己破産…返済不能な借金をかかえた債務者が、自分で裁判所に破産を申し立てて破産宣告を受けることである。

消費者金融、貸金業法(サラ金規制法)や出資法(利息制限法)などの法律で規制されているが、借りるときには消費者一人ひとりが契約の重要性を理解し、自己責任の原則を自覚した資金計画を持つことが大切である。

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