【高校・政治経済】貨幣の働きと種類

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経済分野第23講【高校・政治経済】貨幣の働きと種類

貨幣の働きと種類

資本主義経済では、モノやサービスは商品として提供されるが、それを買った人はその対価として代金を貨幣で支払わなければならない。また、労働者は労働を提供した対価として、賃金を貨幣で受け取っている。このように、貨幣は経済活動の 「血液」のような役割を果たしている。

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通貨供給量(マネー・サプライ)

経済成長、景気変動、物価などの経済活動の大きさや動きは、 世のなかに出回っている貨幣の量である通貨供給量(マネー・サプライ)の大きさとその回転の速さに大きな影響を受けている。たとえば、通貨供給量が多ければ、消費者の購買意欲が増し、企業も資金を借りやすくなり、設備投資も増加するが、一方で、需要が増加するために物価は上昇する。

マネー・サプライとは、金融機関以外の個人や企業などが保有する現金や預金などの流動性が高い通貨量のこと

  • M1…現金通貨と要求払い預金(当座預金や普通預金)
  • M2…M1に定期預金を加えたもの

M2に譲渡性預金(CD)を加えたものが通貨供給量として使われている。

貨幣

  • 商品の価値をはかる価値尺度
  • 同じ価値を持つ商品との交換手段
  • 売買などで生じる債務の支払手段
  • 価値を保存しておく価値貯蔵手段

としての機能がある。

現金通貨

日本で使われている貨幣には、日本銀行が発行している紙幣(日本銀行券)と独立行政法人造幣局が発行している硬貨(補助貨幣)があり、両者を合わせて現金通貨とよんでいる。しかし、現在の経済社会では、現金を使用しないで、銀行やゆうちょ銀行の普通預金を利用して振込で支払をしたり、大さな取引には現金を使わないで、当座預金を利用した小切手や手形を使用して決済することが多い。 支払手段の機能を持つ普通預金や当座預金などの銀行預金を預金通貨といい、現在では現金通貨の3倍以上の大きさになっている。

金融の働き

経済活動に必要な資金を、必要なところに融通し合うことを金融という。借り手が必要な資金を銀行などの金融機関を通して借り入れる方式を間接金融とよぶ。

高度経済成長期の企業の設備投資資金は、おもにこの間接金融で調達されたため、銀行を中心とした企業グループが形成された。バブル崩壊後は、企業が株式や社債を発行して、銀行を通さずに直接資金を調達する直接金融が多くおこなわれるようになっている。

現在のように企業規模が大きくなると、企業は株式や社債の発行、金融機関からの借入などによって、広く資金を調達する必要がある。このため、現在の資本主義経済では、銀行や証券会社といった金融機関の役割が重要になっている。

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