【高校・政治経済】国家予算と財政投融資

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経済分野第20講【高校・政治経済】国家予算についてまとめています。

予算

財政活動は、1年間を会計年度とする予算に基づいておこなわれており、日本では4月1日から翌年の3月31日までが、一会計年度とされている。予算は一般会計予算と特別会計予算からなる

  • 一般会計予算…内閣で1年間の歳出と歳入の原案が作成され、国会で承認を受けて執行されることになってる財政(民主主義原則)。

予算には、そのときの経済の状況や政府が重点をおく経済 策があらわれる。たとえば、2009年度の一般会計予算をみてみると、歳入のおもなものは租税であるが、国債の発行による収入が歳入全体の約30%を占めるまでになっている。その結果、歳出でも国債の利払いや償還のための国債費が歳出全体の約23%と大きな割合を占めている。

  • 一般会計の目的…資源配分機能、所得の再分配、景気の安定
  • 一般会計の財源…租税

その他、歳出では高齢社会の進行から社会保障関係費が約28%, 地方財政の格差を是正して、全国どの地方公共団体でも同じレベルの行政サービスが受けられるようにするための地方交付税交付金が約18%, 景気対 策のための公共事業関係費が約8%の割合を占めている。

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財政投融資

一般会計・特別会計予算に準ずる政府の経済活動として、「第二の予算」ともよばれる財政投融資計画がある。これは、財投債や財投機関債・政府保証債を発行して調達した資金や簡易保険積立金などを政府関係機関や地方公共団体などに投資や融資して、重要産業の育成や産業基盤(道路・港湾など)の整備 宅建設の促進、農林水産業や中小企業の助成などをおこなうものである。

財投債にあてられる郵便貯金・厚生年金・国民年金の積立金は、これまで旧大蔵省資金運用部を通して投資や融資されていたが、近年は各機関が自主的に運用できるようになった。

  • 財政投融資の目的…資源配分機能と景気の安定
  • 財政投融資の財源…財投債(国債)などを発行して調達した有償資金(利子を付けて返済する必要)

公共事業

公共事業では、これまで生産関連社会資本の整備が大きな割合を占めていたが、最近は公園や上下水道などの生活関連社会資本の充実や, 情報通信分野の成長産業育成のための基盤整備 が求められている。

また、環境への影響を事前に調査する環境 アセスメントや不要な公共事業に対する「時のアセスメント」制度の導入など、公共事業の見直しがおこなわれるようになっている。

時のアセスメント

とは、年月が経過した事業の見直 しをするという考え方のことで、1998年に、政府は旧建設省などの公共事業に対して、

  • 5年経過後も用地が未買収か未着工
  • 10年経過後も継続中
  • 事業採択前の段階で5年経過している事業

の見直しをおこなうことにした。

あわせて確認

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