【7030】スプリックス企業研究とビジネスモデルです。『「教育」を通して、世界中の人に「人生の新たなステージ(春)」を届けること』を企業ミッションとしている。中核事業である「森塾」は、小・中・高校生を対象とした、先生1人に生徒2人までの個別指導型の学習塾であり、中学生を対象として、定期テストで「1科目20点以上成績が上がること」を保証する「成績保証制度」を導入している企業。それでは、【7030】スプリックス企業研究とビジネスモデルです。
【7030】スプリックス 概要
中核事業である「森塾」ほか、「自立学習RED」の運営及びフランチャイズ展開。「自立学習RED」は、小・中学生を対象とした学習塾で、教育ITを活用して生徒ひとりひとりの進度に合わせた学習プログラムを提供しており、直営教室の運営と、フランチャイズ展開。また、「フォレスタ」シリーズの開発・販売等も行っている。「フォレスタ」テキストは科目別・学年別にラインナップされており、「森塾」での使用のみならず、個別指導塾を中心とした各地の教育関連企業で採用されている。
経済産業省『「未来の教室」実証事業』の事業者として再び採択。また、株式会社キュレオを株式会社CA Tech Kids(株式会社サイバーエージェントの連結子会社)と共同設立し、学習塾等へのプログラミング教育支援サービスを開始。
スプリックスの売上推移
年度 | 売上(百万円) |
---|---|
2014 | 4921 |
2015 | 5832 |
2016 | 7035 |
2017 | 8549 |
2018 | 10451 |
2019 | 11410 |
フランチャイズサービスは、FCオーナーとのフランチャイズ契約に基づき、スプリックスが所有する商標及びノウハウ等を提供し、これに係る対価(主にロイヤルティとして月間売上高の10%)を受領しています。少子高齢社会においては次世代の育成というのは極めて重要な社会性を帯びており、今後も堅調に推移する可能性はある。
スプリックスの主な収益の柱・事業ドメイン
- 「森塾」の運営及びフランチャイズ
- 「自立学習RED」の運営及びフランチャイズ
- 教育関連サービス「フォレスタ」シリーズの開発・販売等
スプリックスの強み・ビジネスモデル
- フォレスタは、「教育ノウハウをパッケージ化」することで、世の中になかった「読書教育プログラム」や「個別指導専用テキスト」「中国語検定テキスト」等を開発・出版。
- 業界で初めて「1科目+20点保証」を実現。
スプリックスと同業者との比較
- 指導ノウハウのマニュアル化に成功(経験の浅いアルバイト学生でも最低限の教え方ができる。)
- 研究開発に投資(AIを活用した指導や労務管理などにおいてテクノロジーの活用。)
- 関東に進出したばかりで、拡大余地あり
スプリックスの株主還元
配当性向30%目途として安定的な配当を実施
2020年9月期(予想)は、中間15円、期末16円と合わせて31円で、配当性向51.8%とされています。
スプリックスの課題・リスク
- 少子化リスク
- 災害の発生
- システムトラブル
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