寿スピリッツ企業研究とビジネスモデルです。観光土産菓子を製造・販売する菓子メーカーの大手。傘下に鳥取の寿製菓(ショップブランド「お菓子の壽城」)、北海道のケイシイシイ(同「ルタオ」)、兵庫の但馬寿(同「遊月亭」)、九州の九十九島グループ(同「赤い風船」)など、地域ブランドを有する土産菓子メーカーがある企業。それでは、【2222】寿スピリッツ企業研究とビジネスモデルです。
【2222】寿スピリッツの概要
「インバウンド対策の強化」、「海外展開」、「首都圏でのWSR化展開の推進」、「プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成」の4つの重点施策を中心に、事業展開を推進。消費者の選別の目は一層厳しさを増し、消費行動も多様化する中で、業種、業態を超えた競争がますます激化してくる厳しい環境が予想される中、引き続き、重点施策を中心とした取り組み強化により、増収・増益を予想されています。
寿スピリッツの売上推移(百万円)
- 15/3 22,966
- 16/3 26,612
- 17/3 32,536
- 18/3 37,385
- 19/3 40,768
➊18四半期連続で増収
➋会社は、売上高45,200百万円(前期比+10.9%)と予想
寿スピリッツの主な収益の柱・事業ドメイン
- 菓子の製造・販売を主たる業務(交通機関向け(鉄道駅、空港など)向けお菓子など)
<主要セグメント>
- ケイシイシイ…道内店舗及び国際線ターミナル免税エリアでの売上が好調に推移。
- シュクレイ…「東京ミルクチーズ工場」、「ザ・メープルマニア」など主力ブランドでの季節限定商品の投入、販促強化などにより直営店及び催事並びに卸売などの販売チャネルにおいて軒並み好調に推移。
- 寿製菓・但馬寿…グループ各社及び代理店との連携強化により、主力商品及び「サンドクッキー」などの新商品の育成に注力。
- 九十九島グループ…抜本的な経営の見直しを図り、早期のV字回復を目指す
寿スピリッツの重点施策
- インバウンド対策の強化
- 海外展開(海外における事業モデルの構築)
- 首都圏でのWSR化展開の推進
- プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成
寿スピリッツの最近の動向
<2019>
「洋菓子のフランセ」の新業態店「レモンショップ by FRANCAIS」を小田急新宿駅西口地下構内に出店
フランセの商品がJR東日本おみやげグランプリ2019総合グランプリを獲得!!
<2018>
- シュクレイの多ブランド展開の更なる推進、関東主要SA・PAなど販路拡大
- グループ各社による期間限定店舗展開の推進
寿スピリッツの強み・ビジネスモデル
- 地域限定菓子製版会社を統括
- 地域ごとのマーケット特性にマッチしたお土産、パーソナル・ギフトから自家用まで多様なプレミアム・ギフトスイーツ(Premium Gift Sweets)の需要にブランドポートフォリオで適応
- 「高い価値の創造」をテーマに美味しさ、品質に徹底的にこだわった地域性
- 「専門店性(Specialty)」を追求した独創性
課題・リスク
- インバウンド対策の強化
- 首都圏展開の推進
- 食品の安全性
- プレミアム・ギフトスイーツの創造と育成
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