限界効用逓減(ていげん)の法則

限界効用逓減(ていげん)の法則

まず、限界効用について、説明しますね。

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限界効用

その財の消費量の増加分とその財の消費から得られる効用の増加分との比率を言います。たとえば、ブランドバックを1個買って(消費の増加分)、その日の気分がウキウキだった(効用の増加分)。その満足感の増加分が限界効用となります。

限界効用を式で表すと
限界効用=効用の増加分/消費の増加分

限界効用の特徴

(1)限界効用はプラスである。
(2)限界効用は、逓減(ていげん)する。(=だんだんと減る)

限界効用逓減(ていげん)の法則とは…

財を消費すると、必ず満足が得られます。最初に少しだけ消費したときには、その財が新鮮に感じられるから、満足度の増加も大きいでしょう。つまり、限界効用が大きい状態です。

しかし、同じ財をたくさん消費したあとでは、その財の追加的な消費はあまり新鮮に感じられなくなります。その財の消費にかなり飽きがきた状態では、追加的な消費から得られる効用の増加分も、最初ほどは、大きくありません。

つまり、限界効用はプラスであり、その財の消費とともに次第に減少していくと言えます。これを経済学では、限界効用逓減(ていげん)の法則と言います。「逓減」というのは、だんだん減るということです。

限界効用逓減(ていげん)の法則を日常に置き換えてみる。

たとえば、おいしいケーキを想定しましょう。最初の1個目は、本当においしく食べられるでしょう。次の2個目、3個目は、最初の新鮮さもなくなり、お腹も満腹状態に近くなり、最初ほど満足感は得られないでしょう。(ただ、目の前にケ-キがあるので、もったいないから食べるって人もいるでしょう。)

なお、限界効用が低下しても、その財を消費することから得られる満足の全体量は増加します。つまり、消費量の増加とともに効用水準自体は増大します。限界効用は、効用が増えるスピードについての概念で、限界効用は小さくなると効用が拡大するテンポは小さくなりますが、必ずしも効用全体の量が低下することを意味しません。

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