エムスリー、時価総額1兆円を超えたその裏で

エムスリー、株価も好調

エムスリーの好調が止まりません。連結予想PERは83倍台と高い水準であり、いつ調整に入るのかなあと思ってしまいますが、株価が上昇するのは悪い気持ちではありません。先日の日経新聞には、エムスリーのPDCA(計画・実行・評価・改善)に着目した記事が取り上げられていました。

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エムスリーのPDCA

成長の源泉は各事業で実施するPDCA。

「医師向けのメルマガのタイトルは13文字がよいか、16文字のどちらが読まれるか」「デザインで広告の色はオレンジがいいのか緑が適切か」。医療ポータルサイトの運営では、同社が「ABテスト」と呼ぶ、改善案を2つ用意して閲覧数の多かったほうを正式採用する仕組みを日々実践して、サイトの改善を続けている。≪日本経済新聞)

2016年3月期の実績ベースで売上高営業利益率は31%、自己資本利益率(ROE)も25%とすでに高い水準だが、一段と収益力を高めるための取り組みも進めています。

(1)主力の医療ポータル事業の課金方法の転換。
現在は情報発信量に応じて手数料を受け取っているが、医薬品の売り上げに比例して利益を分かち合う成功報酬型モデルへの転換を進めている。

(2)医療分野のベンチャー事業に投資する事業。
投資先をエムスリーの医師ネットワークを活用して育て上げ、自社の事業として取り込むか、株式を売却して資金を回収する。

たしかに、連結予想PERは83倍台と高いですが、それはエムスリーの期待の表れであり、今後もこれまでのように成長していけば、PERも、株価は上昇しつつも、成長率が上回り長期的には正常の値に落ち着くはずです。上場来約30倍もの株価にもなっています。頼もしい限りです。

(用語)予想PER

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