【本】人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

今、話題にのぼることも多くなった、人工知能(AI)と雇用(労働)の問題についてとりあげた本の感想です。

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

今の世の中に存在する人工知能はすべて「特化型人工知能」であり、1つの特化された課題しかこなすことができません。

ところが、2030年頃に人間のように様々な知的作業をこなすことのできる人工知能である「汎用人工知能」の開発の目処が立てば、あらゆる人間の労働が汎用人工知能とそれを搭載したロボットなどの機械に代替され、経済構造が劇的に転換される可能性もある点を探っています。

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ハイライト

駒澤大学経済学部専任講師 「人工知能社会論研究会」メンバーである井上智洋氏は、その人工知能(AI)とともに、ベーシックインカム(BI)を導入すべきと主張しています。

<AIの経済成長を促進する効果>
①生産性の効率性を向上させる
②人間の労働の大部分を代替し経済構造を変革する

<労働が不要となる時代へ>
人は労働から解放されるが、賃金所得を得ることができない。そのため何の社会保障制度もなければ、飢えて死ぬしかなくなる。労働者が餓死しないようにするには、例えば生活保護を国民の大半に適用するといった政策を推し進める必要があります。その方法として「ベーシックインカム」制度がふさわしいとしています。

まとめ

概ね、著者の主張には、同意です。試験的にもベーシックインカムの導入は試みるべきだと思っています。人間は、これまでの労働にほとんどの時間を費やす人生から、より幸せな時間を過ごすために人生を歩んでいく時代へとなっていくのではないかと薄々感じでいます。AIの進化は、少子高齢化で、人口減少が進む日本においては、救世主になりうるかもしれませんね。

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